掌蹠膿疱症の治療や薬についての用語集。
治療法や医師により解釈が異なる場合もあります。
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カルバミド基とウレイド基(かるばみどきとうれいどき)
 カルバミド基とウレイド基というのは、お薬の化学構造式の名前の一つです。
掌蹠膿疱症の患者さん、特にビオトン治療をしている患者さんはしっておいたほうがよい語句です。

ビオチン治療をするとき、投与したビオチンが有効に使われることが目的です。
しかし、カルバミド基とウレイド基の化学構造式の入っているお薬を同時に服用すると、ビオチン治療の薬効が妨げられてしまいます。


掌蹠膿疱症の患者さんに処方されている薬で、ありがちな例として・・・
・鎮痛剤から胃を保護するために処方される胃腸薬(薬名・ムコスタ)
・不眠のある患者さんに処方される精神安定剤
などがあげられます。
胃腸薬は薬名・ムコスタから薬名・セルベックス変えることができるので、医師や薬剤師と相談してください。

長期間にわたって抗てんかん剤や鎮痛薬を服用していると、血清ビオチン濃度が低くなり、皮膚炎を発症する頻度が高くなります、これは向精神薬が構造式中にカルバミド基やウレイド基を持つため、腸管からのビオチン吸収を妨げると共にビオチニダーゼ中のビオチンと置き換わり血中ビオチンの輸送、細胞取り込みに影響を与えるため、経口ではなく注射となります。

☆ カルバミド基やウレイド基を持つ向精神薬

ドグマチール、セパゾン、ベンザリン錠、バルビタール、フェノバール、ブロバリン、
メイラックス錠、ラボナ、リスミー錠、リポトリール、レキソタン、ワイパックス、アレビアチン、セレナール

★ カルバミド基やウレイド基の無い抗生物質

アモバン錠、エリスパン錠、サイレース、セルシン、ソラナックス錠、ダイアップ
デパス、デプロメール錠、トフラニール、ドラール、パキシル、ハルシオン錠
マイスリー、リーゼ、レスミット錠、レンドルミン錠  等

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ビオチン療法

 ビオチン療法とは、ビオチン(ビタミンHまたはビタミンB7)を常用量(1日0.5〜2mg)の5倍程度(保険では1日9mg)を皮膚の症状の程度に応じてワセリンで薄めたステロイド軟膏の外用療法を併用するアトピー性皮膚炎治療法のこと。

 皮膚疾患が改善した後は、ビオチン内服療法だけとなります。また尋常性乾癬類似の掌蹠膿疱症及び掌蹠膿疱性骨関節炎の治療としても応用されています。

・この療法は患者の生活指導が重要で、8時間ごとのビオチン服用、生卵の白身の摂取禁止(黄身、加熱した白身は可)、禁煙、ヨーグルトの食べ過ぎに注意

・掌蹠膿疱症では骨変化が起こっているため、1年程度は運動を禁止

     出典:日本薬剤師会雑誌 2005.2




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